いろいろな子供、いろいろな大人が共存する世界

いろいろな子供、いろいろな大人が共存する世界

第48回 記事いろいろな子供、いろいろな大人が共存する世界

2026.3.4

子供たちの世界が広がる体験

子供たちの世界が広がる体験

ある日の午前中、幼児クラスでは保護者が子供たちの前に立って、自分の職業について話しています。スライドや写真を駆使して、さながら仕事でプレゼンをしているかのようです。衣装も本物で、保護者が真剣に、楽しそうに話す様子に子供たちは目をキラキラさせながら興味津々です。

この取り組みは、もともと園で実施していた「Lunch Trip」がきっかけで始まりました。「Lunch Trip」では、子供たちがキャビンアテンダントになり、世界旅行に出発!!その日のお昼ごはんもその国のメニューです。外国籍の先生や、海外に住んだことがある先生からお話を聞きながら、海外の景色や文化に触れ、小旅行の気分を楽しみます。他にも、他業種から保育士になった先生からお話を聞く「お仕事トリップ」という企画も始まり、色々な仕事を知る機会を持つことで、興味や関心が生まれ、子供たちの世界が広がっていきました。

やがて自然に保護者から声が上がるようになり、保護者自身が前に立って行う、リアルな「お仕事トリップ」が増えていきました。保育園から声をかけてお願いしたり、立候補してきてくれたり…。子供のワクワクを真ん中に、保育園と一緒になって考えてくれる保護者の方たち。これからもどんな「Lunch Trip」が生まれるのか楽しみです。

ともに育つ環境

ともに育つ環境

また、ある日の乳児クラスでは、併設する児童発達支援事業所に通う重度心身障害児の子供と一緒にお昼ご飯を食べています。同じ空間にいることは子供たちにとって当たり前となっており、互いの存在を素直に受け止めています。障害の有無に関わらず、体調などに配慮しながら双方の子供たちが共に過ごし、たくさんの経験ができるように考えながら保育を行っています。

保育園の中を歩いていると、年齢や国籍、障害の有無など、多様な背景をもつ職員の皆さんが元気に挨拶をしてくれます。子供たちも、さまざまな先生たちとニコニコしながらお話しています。

一人ひとり異なる個性をもち、保育園という場で生活している子供たち。一緒に過ごす保育者も一人ひとり異なる経験をしてきています。子供の未来に広がる無限の可能性のために、多様な背景をもつ保育者と保護者が一緒になって子供の世界を広げている…。保育園がそのような場所であり続けられるよう、これからも保育者と保護者はともに歩んでいきます。


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