第47回 記事子育てを保護者同士で支え合う
小学校就学に向けた保護者支援

保育園には保護者支援という大切な役割があります。日々の送り迎えの際や、連絡帳などを通して話を聞き、一緒に悩み、考えてアドバイスをするなどの伴走に努力していますが、じっくり、ゆっくり話す時間がなかなか取れないときもあります。
子供の年齢や、きょうだいがいるかなどによって、保護者の悩みは多岐にわたりますが、一際大きいと感じていることが、小学校就学に向けた年長児の保護者の不安です。保育園では、その不安を少しでも軽減できるように、「先輩ママ教えて!小学校って?学童って?」という取り組みがあり、前年に小学校に入学した子供を持つ先輩の保護者(もちろんママだけでなくパパも)と、今年度入学予定の子供の保護者が集まる機会を園で作っています。
現代の子育て家庭においては、ひとりっ子や核家族が多く、リアルな小学校の今の情報について聞ける機会が少ないようです。園ではまず卒園した新1年生の保護者にアンケートを送り、小学校や学童での生活を通して感じた本音の声を集めます。アンケート内容は…
- 年長のときにやっておけばよかったこと
- 去年の自分に伝えたい事
- 小学校に入ってびっくりしたこと
- 4月1日から学童に切り替わりのときの子供たちの反応
- その他、良いことも、不安なことでもメッセージを自由にお願いします。
の5つの質問です。
アンケートの答えには、「お手紙をチェックして提出物や持ち物を準備することが大変でした!」、「子供には親の携帯番号は暗記させておくと良いよ」など今後に向けて準備できるアドバイスや、「なんとかなる!」などの力強い励ましのメッセージなどがあり、就学を控えた子供を持つ保護者にとって、貴重な情報がぎゅっと詰まっています。そして、実際に園に先輩保護者と、年長児の保護者をお招きし、自由に質問したり、交流したりする場を設けます。入学準備や学校生活の様子、家庭でのサポートなど、実体験に基づくリアルな声を聞ける場は、参加した保護者にとって大きな支えとなっています。
卒園後も続く子育て支援

また、小学校入学後は、保育園のように毎日先生と話す機会もなく、学校からの一斉配信のお知らせか、子供からの伝達になるため、困ってしまうことも多くあります。そんな時に先輩の保護者と繋がっていることができれば、気軽に聞くこともできるので、入学後の安心感にもつながります。
卒園後の不安を少しでも軽くできるように、子供の悩みや困りごとについて、気軽に相談できる場や、保護者同士を繋げていくことも保育園が担う大切な役割となっています。
保育士は、専門的な知識や経験に加え、保護者の立場からの視点を取り入れて、保護者の悩みに寄り添えるような機会を積極的に作っています。
こうした取り組みが、卒園した後も子供たちの健やかな成長を支える環境を作っていくのです。
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